歯科医院で「あなたの親知らずは横を向いているから、少し費用がかかりますよ」と言われ、なぜ生え方によって料金が変わるのか疑問に思ったことはありませんか?
実は、歯科診療の報酬(点数)は厚生労働省によって厳密に決められており、手術の難易度や工程の多さによって段階的に設定されています。本記事では、横向き・埋伏親知らずの抜歯費用が高くなる具体的な理由と、その算定基準について専門医が詳しく解説します。
目次
抜歯費用の決まり方:
3つの算定基準
親知らずの抜歯費用は、主に以下の3つの区分によって基本料金が決まります。横向きや埋まっている歯は、下の区分になるほど手間と時間がかかるため、点数が高く設定されています。
| 区分(算定名) | 主な状態 | 処置の内容 |
|---|---|---|
| 普通 抜歯 |
まっすぐ生えている | 通常の道具だけで抜ける状態 |
| 難 抜歯 |
根が曲がっている、 骨と癒着している |
歯茎を少し切ったり、骨を削る必要がある状態 |
| 埋伏歯抜歯 | 横向き(水平埋伏)、 完全に埋まっている |
歯肉の切開、骨の削除、歯の分割が必要な高度な手術 |
横向き・埋伏抜歯の料金が
高くなる「3つの理由」
なぜ「埋伏歯抜歯」は料金が高くなるのでしょうか。それは、単に「抜く」だけでなく、以下のような複雑な工程が発生するためです。
- 歯茎を切開し、剥離する工程: 歯が見えていない、あるいは一部しか出ていない場合、メスで歯茎を切り、骨から剥がして親知らずを露出させる必要があります。
- 歯の頭と根を「分割」する工程: 横を向いている親知らずは、そのままでは手前の歯に引っかかって抜けません。専用のドリルで歯を2〜3個に細かく分割し、一つずつ取り出す手間がかかります。
- 顎の骨を削る工程: 歯が深い位置にある場合、出口を作るために周囲の骨を最小限削る必要があります。これらは専門的な外科処置として評価されます。
手術以外に「加算」される
可能性がある費用
横向きや埋伏親知らずの場合、安全性を確保するために以下の費用が追加でかかることが一般的です。
歯科用CT撮影(約3,000円〜4,000円程度)
横向きの親知らずは、顎の中を走る大切な神経(下歯槽神経)と非常に近いことが多いです。レントゲン(2次元)ではわからない正確な距離を3次元のCTで確認することは、麻痺などの合併症を防ぐために不可欠な検査であり、保険適用で算定されます。
止血剤・コラーゲンスポンジ(約500円〜1,000円程度)
骨を削ったり大きく切開したりした場合、抜いた後の穴が大きくなります。そこに血液を固めやすくするスポンジを入れることで、止血を早め、激痛を伴う「ドライソケット」を防ぐことができます。
千勝会なら「適正な費用」で「高度な手術」が可能
自由が丘・尾山台・本八幡に展開する医療法人社団 千勝会では、難易度の高い親知らずの抜歯においても、患者様が納得できる費用と質の高い治療を両立させています。
口腔外科認定医による「無駄のない手術」
横向きや埋伏歯の抜歯は、慣れていない医師が行うと時間がかかり、不必要な骨削りが発生することもあります。当法人には日本口腔外科学会の認定医が多数在籍しており、最小限の侵襲(ダメージ)で素早く抜く技術を持っています。処置がスムーズであれば、結果として追加の処置や薬剤を抑えることができます。
丁寧な事前説明:無理に勧めることはありません
私たちは、検査結果をもとに「なぜこの費用がかかるのか」「抜歯のメリット・デメリットは何か」を親身にカウンセリングいたします。3医院合計で900件以上のGoogle口コミ(平均4.7)をいただいているのは、こうした透明性の高い説明を徹底しているからです。
大学病院レベルの設備を完備
自由が丘・尾山台・本八幡の各医院には最新のCTを完備。大学病院へ行かなくても、同等の精密検査と高度な抜歯手術を、身近なクリニックで受けていただくことが可能です。
まとめ:費用の違いは
「安全と技術」の違いです
横向きや埋まっている親知らずの抜歯費用が少し高くなるのは、それだけ高度な技術と、安全を守るための精密なステップが必要だからです。「高いから」と放置して周囲の健康な歯まで失ってしまう前に、まずは正しく現状を把握することが大切です。

親知らず
お近くの医院に

